奈良市の東南、静かな山あいにある「正暦寺(しょうりゃくじ)」。
秋になると、境内や山内にある約3000本ものカエデが一斉に色づき、赤・黄・橙のグラデーションで山全体が染まります。
この美しい光景から、古くから「錦の里」と呼ばれてきました。
木々の緑が徐々に色を変え、11月中旬から12月上旬にかけて最も鮮やかに染まります。
山全体を包み込む紅葉の波は、訪れる人の心を静かに癒してくれます。
正暦寺 基本情報
- 所在地:奈良県奈良市菩提山町157
- 拝観時間:9:00~17:00(最終受付16:30)
- 拝観料:中学生以上800円/小学生300円
(通常は大人500円ですが、秋季特別公開期間は特別拝観になります。) - 紅葉の見頃:2025年11月中旬~12月上旬
- 電話番号:0742-62-9569
公式ホームページ
紅葉の時期は特に人気が高く、朝の光が差し込む時間帯や午後の柔らかな光に包まれる時間帯など、訪れる時間によって表情が変わります。
魅力いっぱい奈良の「正暦寺 – 紅葉の絶景と清酒発祥の地を楽しむ」のページにリンク
魅力いっぱい奈良の「紅葉スポット25選|見ごろ時期やアクセス・駐車場を詳しく説明2025」のページにリンク
アクセス
【電車・バス】
JR奈良駅・近鉄奈良駅から、奈良交通バス「正暦寺」方面行きの臨時便が運行されます。
2025年は11月22日(土)~12月7日(日)の土・日・祝日のみ運行予定です。(計7日間)
JR・近鉄奈良駅から正暦寺までの運賃は620円です。
JR奈良駅(西口)⑯番発 09:30、10:00、10:30、11:00、11:30、12:00、13:00、13:50
近鉄奈良駅③番発 09:37、10:07、10:37、11:07、11:37、12:07、13:07、13:57
※上記の時刻表・運賃は奈良交通公式サイトで、ご自分でもご確認ください。
【車】
西名阪自動車道「天理IC」から約20分。
ナビ設定は「正暦寺(しょうりゃくじ)」または「奈良市菩提山町157」で検索を。
駐車場 普通車500円
福寿院から望む絶景 ― 借景庭園の美
正暦寺を訪れたら、まず立ち寄りたいのが「福寿院客殿(ふくじゅいんきゃくでん)」。
庭園の向こうに広がる山の紅葉を背景にした“借景庭園”が有名です。
色とりどりのカエデが一面に広がり、まるで絵巻物のような光景。
陽の光が差し込む時間帯には、紅葉が黄金色に輝き、静寂の中で息をのむ美しさを見せてくれます。
この庭を眺めながら、ゆったりと秋の移ろいを感じるひとときは格別です。
秋季特別公開と秘仏御開帳
2025年の秋季特別公開は、11月3日(月・祝)~12月7日(日)まで行われます。
この期間中は、本尊・薬師如来倚像(やくしにょらいいぞう)の秘仏御開帳も実施されます。
- 11月3日~14日:福寿院内で御開帳
- 11月15日~12月7日:本堂内で御開帳
紅葉の絶頂期に合わせて行われる貴重なご開帳。
静寂に包まれた本堂で薬師如来に手を合わせるひとときは、心を落ち着け、感謝を新たにする時間となるでしょう。
※本堂・福寿院の建物内は撮影禁止です。屋外での撮影は可ですが、三脚の使用は禁止されています。
正暦寺の歴史と由緒
正暦寺は、平安時代の寛和2年(986年)に創建された由緒あるお寺。
一時は学問寺として栄えましたが、南都焼き討ちで焼失。後に再建され、現在は本堂・福寿院客殿・鐘楼が残ります。
参道沿いには僧侶たちの供養塔が並び、81段の石段を登りきった先に本堂と鐘楼が現れます。
紅葉に包まれたその姿は荘厳で、訪れる人を静かに迎えてくれます。
また、正暦寺は“清酒発祥の地”としても知られ、「菩提酛(ぼだいもと)」という日本酒の仕込み技法がここで生まれました。
まとめ

山全体が錦に染まる「正暦寺の紅葉」。
秋の奈良を代表する絶景スポットとして、近年ますます注目を集めています。
福寿院の借景庭園、本堂での御開帳、そして南天が色づく冬の入口――。
静寂の中で四季の移ろいを感じられる、心安らぐひとときを過ごしてみてください。



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