ならまち – 町屋が残る古い町並みを散策|観光ガイド

奈良町にぎわいの家の玄関の写真 文化や歴史
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庚申堂|ならまちの中心

庚申堂(こうしんどう)は、ならまちの中心にあります。
その昔、疫病が流行って人々が苦しんでいるとき、元興寺の高僧が仏様に加護を祈っていると、青面金剛が現れ、「汝の至誠に感じ、悪病を払ってやる」と言って消え去りました。その後、疫病が治まったそうです。

この青面金剛が現れたのが、「庚申」の年で、「庚申」の月で、「庚申」の日であったため、庚申堂をつくり、青面金剛を祀ったそうです。


庚申堂の軒下には、身代わり猿がたくさん奉納されています。

人の体内に住むという「三尸(さんし)の虫」は悪病や災難をもってくると信じられていました。
この「三尸(さんし)の虫」はコンニャクが嫌いだったので、庚申の日には、コンニャクを食べて退治しました。
また、猿も嫌いでした。猿が毛づくろいをしている姿は、まるで、「三尸(さんし)の虫」を取って食べているように見えたので、恐れをなして逃げてしまったそうです。
そこで人々は、家の軒先に猿を吊るして、悪病や災難が来ないようにしているそうです。


にぎわいの家|町屋見学に最適

奈良町 にぎわいの家

入場料は無料です。
ぜひ、休憩を兼ねて、訪れてください。
ただし、水曜日は休みです。


春鹿・今西酒造・今西家書院|なら町の蔵元

春鹿(今西酒造)

奈良市にある日本酒の蔵元です。
奈良は清酒発祥の地です。
奈良市南部の東の山のふもとにある正暦寺が清酒発祥の地です。
また、大神神社(おおみわじんじゃ)は酒造りの神様でもあり、各地の蔵元の軒先に吊るされている杉玉は、大神神社から届けられたものです。
今西酒造の5種類の日本酒を味わう「利き酒」は、外国の方にも好評です。


今西家書院は、今西酒造(春鹿)の西隣にあります。
現在は重要文化財ですが、戦前は国宝に指定されていました。
室町時代の初期の書院造りの建物です。書院造は、現在の和室に受け継がれています。


格子の家|奈良市所蔵の町屋

格子の家
猿沢池から700mほど南にあり、市内循環バスの田中町で降りるとすぐです。
ならまちの伝統的な町屋で、間口が狭く、奥行きが深いのが特徴です。うなぎの寝床とも表現されます。
三室が一列に並んだ主屋、中庭、離れ、蔵が再現されています。
二階は、「つし二階」と呼ばれる、古い様式で、天井が低いのが特徴です。
階段箪笥もごらんください。
入館無料で、月曜日は休館です。

間口が狭く、奥に長い主屋です。
中庭と離れが見えます。
その奥に蔵があります。

主屋横の台所の空間です。
斜めに掛けてある竹は、お水取りで使われた「籠松明(かごたいまつ)」です。長さが8m、重さは60kgもあります。
お水取りでは、3月1日から、毎晩、二月堂の舞台で松明を振って火の粉を散らす「お松明(おたいまつ)」が11日まで行われます。そして、いよいよ終盤の12日は、大きな「籠松明(かごたいまつ)」が使われます。

からくりおもちゃ館|奈良市が運営

からくりおもちゃ館

ならまちの町屋を活用して、日本の昔ながらのおもちゃが展示されています。
スタッフの説明を聞きながら、自由にふれて、遊ぶことができます。
入館料は無料で、水曜日が休館です。




御霊神社|奈良町の守護神

御霊神社(ごりょうじんじゃ)

奈良から京都に都を移した桓武天皇の勅命で、平安時代の初めにつくられた神社です。
無実の罪で幽閉され、その後亡くなった、井上内親王(いのえ内親王:光仁天皇の皇后)とその御子の霊を慰めるためにつくられ、その後、奈良町を守護する神様として祀られています。
その昔、このあたりは元興寺の敷地で、南大門があったそうです。


十輪院|国宝の本堂

十輪院
奈良時代につくられた寺で、元は元興寺の子院でした。
当時の元興寺の南東の隅に位置します。
本堂は国宝です。


道祖神|かみつ道にある旅の神さま

猿沢池のほとりの西側から、南に道が続いています。「上ツ道(かみつみち)」と言い、南の飛鳥や藤原京に続く道でした。
江戸時代には、大阪から長谷寺や伊勢神宮に詣でる人たちは、奈良町で宿泊し、翌日、この道を通って、南に向かいました。
猿沢池から、南に200mほど向かったところに、この道祖神はあります。
旅の安全を祈願して、旅人は奈良を出発しました。

道祖神となっていますが、「猿田彦神社」とも呼ばれています。
天照大神の孫の「ニニギノミコト」が高天原(たかまがはら)から、高千穂(宮崎県)に降りてこられたときに(天孫降臨:てんそんこうりん)、その道案内をした神が猿田彦で、ものごとの最初に現れ、すべてことを良い方向に導いていただく神です。
特に旅人にとっては、正確な地図や道路標識、インターネットマップなどがない時代ですので、無事にたどり着けるように神様に導いていただくことは、とっても大事なことであったと思います。


身代わり猿|軒先の願い猿

身代わり猿が、家の軒先に吊るされています。

大きな猿の背中には「無病息災」と書かれています。

願いざる(身代わり猿)
青面金剛の使いの猿を型どったお守りは、魔除けとして、町内の家々の軒先に吊るされています。
大きいものが大人、小さいものが子供、家族構成に合わせて吊るされており、災いを代わりに受けることから、「身代わり猿」と呼ばれています。
背中に願い事を書いて吊るせば願いが叶うとされ、「願い猿」とも呼ばれます。



ならまちの街角風景|町屋紹介

藤岡家住宅(重要文化財)

格子の家の向かいに建つ町家で、18世紀後半の建築と伝えられています。昭和30年代頃までは、薬やろうそく、日用品や紙などを扱う商家として利用されてきました。商家建築の伝統的な間取りをよく残した、貴重な建物です。


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