東大寺 大仏殿夜間参拝(8月13・14日)【2025】イベントを写真で紹介

大仏殿夜間参拝8月のタイトル画像 August title image of Great Buddha Hall night visit 奈良の祭りや行事

真夏の夜、東大寺 大仏殿。闇の中に灯る寺院のシルエットが、昼とは違う神秘をたたえて迫ります。2025年8月13・14日、19時から21時までの特別な夜間参拝。この時間、大仏殿は無料で開放され、中門が開けられ、観相窓から大仏さまのお顔を遠く参道から望むことができました。普段とは違う参拝ルート、普段は閉じられている門、そして闇を背に暮れゆく空…すべてが特別な体験です。

 

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中門

普段は、この中門から入ることはできません。
しかし、この夜のような特別な行事のときには、中門が特別に開放されます。

灯りに浮かび上がる大仏殿や大仏さまをひと目見ようと、多くの人々が集まりました。
中門の前には長い列ができ、参拝者たちは間隔を保ちながら、ゆっくりと大仏殿へと歩を進めていきます。

行列に並びながら右手に目をやると、鏡池が美しくライトアップされていました。
大仏殿前の列から見えるその先には、二月堂や手向山八幡宮の方向が広がっています。


大仏殿

大仏殿の敷地に入ると、ライトアップされた大仏殿と、観相窓からのぞく大仏さまのお顔を撮ろうと、参拝者たちが一斉にカメラやスマホを構え始めました。

大仏さまの右手付近に安置されている虚空蔵菩薩像(こくうぞうぼさつぞう)

虚空蔵菩薩とは?

  • 虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)は、仏教で「知恵」と「記憶力」を司る菩薩です。
  • 虚空(宇宙)のように無限の知恵と慈悲を持つとされ、特に学問成就や記憶力向上を願う人々から信仰を集めています。

大仏さまの左手奥に安置されている多聞天像(たもんてんぞう)

多聞天とは?

  • 多聞天(たもんてん)は、仏教において「北方」を守る四天王の一尊です。
  • 財宝や繁栄を司る神として知られ、宝塔を持つ姿で表されます。インド神話の毘沙門天と同一視されることもあり、武神としての側面も持ちます。
  • 信仰者には商売繁盛や家内安全のご利益があるとされ、東大寺では広目天とともに仏法を守護しています。

大仏さまの右手奥に安置されている広目天像(こうもくてんぞう)

広目天とは?

  • 広目天(こうもくてん)は、仏教で「西方」を守る四天王の一尊です。
  • 知恵と洞察力を象徴し、巻物や筆を持つ姿で表されることが多く、人々の善悪を見極め、邪悪を見通す力を持つとされます。
  • 寺院では仏法を守る守護神として安置され、東大寺では大仏殿内で仏の教えを守護しています。

大仏さまの左手付近に安置されている如意輪観音像(にょいりんかんのんぞう)

如意輪観音とは

  • 如意輪観音は、観音菩薩の変化身のひとつで、六観音の中でも「如意宝珠」と「法輪」を持つ姿が特徴です。
  • 如意宝珠は願いを叶える力、法輪は仏の教えを象徴します。
  • 知恵と慈悲を兼ね備え、現世利益をもたらす菩薩として広く信仰されています。


東大寺大仏殿の模型から見る、創建当時と現在の違い

大仏さまの後ろに展示されている東大寺大仏殿の模型を見比べると、左側が奈良時代の創建当時の大仏殿、右側が現在の大仏殿を表しています。どちらも壮麗な木造建築ですが、実はそのスケールには大きな違いがあります。

創建当時の大仏殿は、現在のものと比べて横幅が約1.5倍も広かったのです。奥行きや高さはほぼ同じですが、横に大きく広がるその姿は、まさに圧巻。現在の大仏殿も「世界最大級の木造建築」と称されるほどの規模を誇りますが、創建当時はそれをさらに上回る巨大さだったことがわかります。

この模型は、当時の建築技術の高さや、仏教への深い信仰心を物語っています。限られた資材や技術の中で、これほどの建築を実現した先人たちの知恵と情熱には、ただただ驚かされるばかりです。

模型を通して、東大寺の歴史的背景や建築の変遷を感じ取ることができる貴重な展示です。ぜひ足を止めて、じっくりと見比べてみてください。

鏡池からの景色

東大寺の鏡池から見た大仏殿と中大門です。幻想的な光景で、多くの人がここからも撮影していました。

南大門

南大門は、東大寺の正面にそびえる壮大な木造の門で、参拝者を迎える寺の玄関口です。現在の南大門は鎌倉時代の再建で、国宝にも指定されています。

建築の特徴

  • 高さ約25メートル柱の長さ約19メートルという圧倒的なスケール。
  • 屋根が二重になった「二重門」構造。
  • 柱から屋根まで一本で通す「通柱(とおしばしら)」を採用し、力強く美しい構造美を実現。
  • 天井を張らず、木材の組み方をあえて見せることで、建築の力強さを感じられる設計。

この日は、金剛力士像も照明され、しっかりと細部まで見ることができました。運慶・快慶らによって造られた金剛力士像(阿形・吽形)の像高は約8.4メートルで、わずか69日間で造られたという驚異のスピードと技術が話題です。この二体の仁王像は、東大寺を守る守護神として、訪れる人々を静かに見守っています。

まとめ

来年の夏、ぜひ、灯りに包まれた大仏殿と尊像たちの荘厳な姿を、ぜひご自身の目でご覧ください。

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