

母鹿と小鹿、春日大社参道にて
奈良公園には、約1465頭(奈良の鹿愛護会の2025年の頭数調査による)もの野生の鹿が生息しています。 奈良の人々は長い間、鹿を神さまの使いとして崇め、大切に保護してきました。かつては、鹿を傷つけたり殺したりすることが重罪とされたほどです。
鹿がなぜ神さまの使いとされたのかは、春日大社の創建と深い関わりがあります。
奈良時代、国の繁栄を願って春日大社が創建された際、茨城県の鹿島神宮から武甕槌命(たけみかづちのみこと)を迎えました。
伝えられるところによれば、その神さまは白い鹿の背に乗って、春日大社の背後にそびえる御蓋山(みかさやま)の頂上に降臨されたといいます。
それ以来、奈良の鹿は神さまの使いとして尊ばれ、今もなお大切に守られています。

今年(2025年)、生まれた小鹿です。
例年は、母鹿は鹿園(ろくえん)で保護されながら出産し、7月20日ごろに奈良公園に母子ともども戻ります。
ただ、2025年は鹿苑(ろくえん)が改装工事のため、すべての母鹿を保護することができず、約半数が奈良公園で出産したそうです。
今年は、6月に小鹿を見ることのできる貴重な年です。

東大寺大仏殿の西側です。
母鹿がゆっくり草を食べ、小鹿がぴったりとくっついています。

東大寺南大門の近くです。


鹿せんべいを持っているのに気付いた鹿がやってきました。

鹿せんべい
鹿せんべいは、江戸時代の初めから既に販売されていたと伝えられています。
大正2年(1913年)には、奈良県が「証紙のないせんべいの販売を禁止する」という県令を制定し、この規制は現在も続いています。
鹿せんべいは、米ぬかと小麦粉を原料に作られており、証紙やインキに至るまで、鹿が食べても安全な素材でできています(100%パルプ、大豆インク、食べられる糊)。
ただし、衛生上の理由から人間が食べることはできません。

大仏殿参道横の夢風広場入口にて
横の像は天平衣装を着た奈良県マスコットキャラクター「せんとくん」
せんとくんの作者は、彫刻家の籔内佐斗司(やぶうち さとし)さんです。
2010年に開催された「平城遷都1300年祭」をアピールするために2008年に誕生しました。

春日大社参道にて
鹿さんの、早朝の散歩です。
奈良公園の鹿は野生動物で、夜は森の木の下などにかたまって眠ります。
夜明けとともに、奈良公園内のあちこちに食事に出かけます。

春日大社参道でみんなで休憩

桜の季節
3月末から4月初め
遠くに東大寺大仏殿の屋根が見えます。
奈良公園は一面が美しい芝で覆われていますが、だれも芝を刈っていません。
鹿たちが、きれいに食べ揃えてくれています。

木陰で休憩
春、草もぐんぐん成長しますので、食料には困りません。

鹿に「鹿せんべい」をあげています。
鹿せんべいは、主に「ぬかと小麦粉」でできています。

みんなでお食事
鹿の主食はもちろん草です。
鹿せんべいではありません。

浮見堂の近くの桜と鹿です。

東大寺大仏殿の西側です。


大仏殿の中大門横です。

同じく、東大寺大仏殿の西側です



東大寺南大門手前の駐車場前です。
鹿せんべいを待つ2匹の鹿のようすが愛らしいです。

午前10時ごろ
朝から草をたっぷり食べて、かたまって休憩をしています。

鹿たちが、春日大社参道で群れています

大仏殿裏(大仏殿北側)の「おかっぱ桜」
鹿は後ろ足で立ち上がり、約2メートルの高さにある葉まで食べることができます。
そのため、奈良公園の木々の葉は地面からおよそ2メートルの高さで刈り取られたような状態になっています。
奈良公園がとても見通しの良い公園であるのは、鹿が地面に近い葉をすべて食べてくれるおかげです。


少し見にくいですが、木々の間から興福寺の五重塔が見えます。

東大寺南大門です。
5月2日の聖武天皇祭の日です。

晩秋の奈良公園で、鹿たちが水浴びをしています。

水浴びをしながら、水を飲む鹿

春日大社の「二の鳥居」です。
鹿さんも、参拝が終わったようで「一の鳥居」方面に向かっています。

春日大社参道横にある「飛火野」です。

奈良市の「ならまちセンター」の前の芝を刈ってくれています。

猿沢池横にあるスターバックスの前です。

猿沢池横の道路を歩く親子

県庁前で休む鹿たち
なぜか、すべて雄鹿です。
鹿たちは、自分たちも奈良県民と思っているのかも知れません。

国宝の東大寺の鐘楼と大鐘の前です。

仲良く、鹿せんべいを買ってくれる人を待っています。
鹿せんべいの原材料は米ぬかです。
砂糖や香辛料は、一切、入っていません。
売り上げの一部は、鹿の保護費に充てられます。
なお、鹿せんべいは、人間用として製造・登録・検査していませんので、人が食べることはできません。


東大寺二月堂の下の芝生にて
3月に行われるお水取りは、ここが舞台です

秋の大仏殿横の風景です。

東大寺南大門近くで休憩です。
ここは観光客が、たくさん鹿せんべいをくれるので、すでにお腹がいっぱいになって、気持ちよく休んでいるようです。

若草山のふもとでくつろぐ鹿たち
早春です。

角が生えかけた雄の小鹿です

二月堂の石灯篭のそばで

満開の桜の下でゆっくり花見
後ろの斜面は若草山です。

春日大社の「砂ずりの藤」の下でお食事
人は立ち入り禁止です。

「砂ずりの藤」は樹齢800年とも言われます

見上げていますが、少し葉に届かないようです。

若草山頂上にて
ここからの夜景は「新日本三大夜景」の一つに選ばれています。

東大寺参道の入口横です。
和風レストランの入口で陣取っています。

東大寺南大門の仁王様の前でも、休憩です。
隅で一列に並んで、お行儀よく休んでいます。

店屋さんの前をしっかりと陣取って、開くのを待っているようです。

東大寺参道の入口です。

お利口なことに、店中には入りません
店の前でお客様を迎えています。
迎えているのか、入るのをじゃましているのか、わかりません。

鹿せんべいを誰かが買ってくれるのを待っています。


浮見堂の北の「片岡梅林」です。
咲いているのは梅です。

これも、片岡梅林です。
3月初めの早春の風景です。



鹿園(ろくえん)の鹿たち
出産前後の母鹿と生まれた小鹿を保護しています。
また、ケガをした鹿や高齢の鹿もこちらで過ごします。
神さま使いとされる鹿を神鹿(しんろく)と呼びますので、鹿園(ろくえん)と名付けられたようです。

鹿園(ろくえん)で保護されている鹿たち
みんな仲良く、干し草に顔を突っ込んで食べています。

町の中を散歩

鹿が道路前で立ち止まっているため、車は止まっています。
しかし、渡る様子がなかったため、この黒い車はゆっくりと動き始めました。

鹿たちが横断を始めました。
車は、すぐに止まり、渡り終わるのを待ちます。

鹿さんの信号は赤です。
信号を守りましょう。
横断歩道を渡りましょう。

道の真ん中で身づくろい

近鉄奈良駅の北側にある奈良女子大学の記念館です。ここは、江戸時代は奈良奉行所が置かれていました。
記念館の前の植え込みに鹿がのんびり食事をしています。
大学の構内で、鹿が自然体で食事をしている風景は、やはり奈良ならではです。





