奈良公園の夏は、歴史と灯火が織りなす幻想の季節。この記事では、2025年8月に奈良で開催される夏の伝統行事・イベントを日程順にわかりやすく紹介します。家族旅行やカップルデートにもおすすめの行事を網羅しています。
奈良公園の夏の行事一覧表(2025年8月)
| 行事名 | 開催日程 | 主な場所 | 特徴・内容 |
|---|---|---|---|
| なら燈花会 | 8月5日〜14日 | 奈良公園一帯 | 数万本のろうそくが灯る幻想的な夜景 |
| 大仏さまお身拭い | 8月7日 | 東大寺大仏殿 | 僧侶が白装束で大仏を清める年に一度の儀式 |
| 大仏殿夜間参拝 | 8月13日・14日 | 東大寺大仏殿 | 夜間無料参拝・観相窓から大仏様の顔を拝観 |
| 中元万燈籠 | 8月14日・15日 | 春日大社 | 約3,000基の燈籠が灯る幻想的な神事 |
| 万灯供養会 | 8月15日 | 東大寺大仏殿 | 無数の灯火で故人を供養する荘厳な法要 |
| 大文字送り火 | 8月15日 | 高円山(奈良市) | 「大」の火文字で精霊を送る伝統行事 |
| 地蔵会万灯供養 | 8月23日・24日 | 元興寺など | 地蔵菩薩に灯火を捧げる供養法要 |
| バサラ祭り | 8月下旬(30日・31日) | 奈良市中心部 | ダンスと音楽で奈良を盛り上げる市民参加型祭り |
なら燈花会(8月5日〜14日)
なら燈花会は、幻想的なろうそくの祭典として、奈良公園一帯で開催される市民参加型イベントです。
点灯時間は毎日19:00〜21:30(※会場により多少異なることもあり)

特徴
- 約2万本のろうそくが奈良公園の各エリアに灯され、静寂と祈りの空間を演出
- メイン会場「浮雲園地」は光の絨毯のような絶景
- 東大寺・春日大社などの世界遺産と灯りのコラボレーションも見どころ
- 「一客一燈」体験で、自分の灯りを灯すことも可能(協力金500円)
- 浮見堂の水面に映る灯りは写真映え抜群
- 浴衣レンタルや屋台もあり、観光と風情を両立できます
大仏さまお身拭い(8月7日)
東大寺で行われる年に一度の大掃除。僧侶たちが白装束で大仏さまを清めます。

特徴
- 僧侶約120人が藁草履姿で大仏殿に集まり、読経の後に清掃開始
- 高所作業で大仏の頭部まで丁寧に埃を払う姿は圧巻
- 参拝者は朝7:30から拝観可能(入堂有料)
歴史的背景
- 1964年から毎年開催
- 大仏の保存と信仰の象徴として続く伝統行事
大仏殿夜間参拝(8月13・14日)
なら燈花会の期間中に合わせて行われる特別夜間拝観。

特徴
- 大仏殿の観相窓が開かれ、外から大仏さまのお顔を拝める貴重な機会
- 19:00〜21:00の間は無料開放
- 13日は終戦80周年の慰霊法要も実施
春日大社 中元万燈籠(8月14・15日)
春日大社の約3,000基の燈籠に火が灯る幻想的な神事。
19:00頃〜21:30

特徴
- 石燈籠と釣燈籠が一斉に点灯し、朱塗りの社殿が浄闇に浮かぶ
- 回廊内の特別参拝(700円)あり
- 舞楽や神楽の奉納も行われ、王朝絵巻のような雰囲気
歴史
- 平安末期から続く燈籠奉納の伝統
- 雨乞いや諸願成就の祈願として始まったとされる
万灯供養会(東大寺・8月15日)
東大寺で行われる盂蘭盆の最終日の夜の供養法要。
灯籠の光が大仏殿を包み込み、幻想的な祈りの空間が広がります。
特徴
- 約2,500基の灯籠が大仏殿周囲に並び、灯明は約1万にも及ぶ
- 僧侶による華厳経の読誦と祈願帳の読み上げで諸霊を供養
- 観相窓が開かれ、大仏さまのお顔を参道から拝観可能
- 19:00〜21:30に開催。17:30に一度閉門し、再開門後に実施
(通常の拝観料800円が必要です)
歴史的背景
- 1985年から開始。帰省できない人にも供養の場を提供する目的で創設
- 盂蘭盆の締めくくりとして、なら燈花会と連動する荘厳な夜の行事
大文字送り火(高円山・8月15日)
奈良の夏の夜を締めくくる、戦没者慰霊と世界平和を祈る荘厳な送り火行事。高円山に「大」の字が浮かび上がり、奈良市内各所からその姿を望むことができます。

特徴
- 春日大社境内・飛火野にて神仏合同慰霊祭(19:00〜)を実施
- 神職と僧侶約30名が同じ祭壇で祈りを捧げる全国的にも珍しい形式
- 20:00に高円山の火床108基に点火され、「大」の字が夜空に浮かぶ
- 火床の数は人間の煩悩の数とされ、煩悩の浄化と諸霊の供養を象徴
歴史的背景
- 1960年(昭和35年)に奈良市長・鍵田忠三郎の発願で開始
- 当初は奈良県出身の戦没者慰霊が目的。現在は災害犠牲者や世界平和も祈願対象に
高円山の「大」の字は一画109m・二画164m・三画128mと日本最大級
※写真は、高円山の火床から奈良の町を望んだものです
元興寺地蔵会万灯供養(8月23日〜24日)
地蔵菩薩への供養法要。灯明皿の灯りが境内を幻想的に照らし、子どもたちの健やかな成長と諸霊の供養、世界平和を祈願します。
🌟 特徴
- 開催日:2025年8月23日(土)・24日(日)
- 時間:17:00〜20:30(閉門は21:00)
- 供養形式:祈願が墨書された灯明皿に菜種油を注ぎ、いぐさの芯に点火
- 会場演出:本堂(極楽堂)に地蔵尊を奉安し、行燈絵を展示
- イベント:奉納演奏・こどもまつり・盆踊り・屋台なども開催
🧘♂️ 法要と供養
- 地蔵尊法要:本堂にて17:00から厳修
- 水塔婆供養:浮図田前庭にて浄水を使った供養
- 万灯供養:浮図田に並ぶ石仏・石塔を灯明皿の灯りで照らす
バサラ祭り(奈良市中心部・8月30・31日)
バサラ祭りは、奈良の街を舞台に繰り広げられる市民参加型のダンスパレード。自由奔放な表現で古都の夏を熱く盛り上げます。

特徴
- 春日大社・東大寺・三条通りなどで奉納演舞やパレードを実施
パレード:JR奈良駅前広場・三条通り - 派手な衣装・自由な振付・音源車(地方車)によるストリートダンス
- 「バサラ」とは型破り・自由奔放を意味し、室町時代の美意識に由来
歴史的背景
- 1999年に始まった新しい奈良の夏祭り
- 奈良の伝統と現代のエネルギーが融合する「動」の祭典
まとめ|古都・奈良の夏は「祈り」と「灯り」の文化体験
2025年の奈良は、歴史と信仰に彩られた多彩な夏行事が盛りだくさんです。夜に灯る燈花会や万灯供養、山に浮かぶ「大」の字、そして現代的なバサラ祭りまで、訪れる人の心に深く残る風景ばかり。
ぜひ、浴衣姿で古都・奈良の夏を五感で体感してみてください。



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