五條市の念仏寺陀々堂(だだどう)では、毎年1月14日、室町時代から続く約500年の伝統を誇る火の祭典 「陀々堂の鬼はしり」 が行われます。燃えさかるたいまつを手にした鬼たちが堂内を駆け巡り、災いをはらい福を招くお祭りで、全国的にも珍しい民俗行事です。
平成7年(1995)には、五條市で初めて国指定重要無形民俗文化財に指定されました。
開催情報
- 開催名:陀々堂の鬼はしり(だだどうのおにはしり)
- 開催日:2026年1月14日(水)
- 時間:16:00~22:00(鬼走りは21:00~)
- 会場:念仏寺 陀々堂
- 所在地:〒637-0060 奈良県五條市大津町177
- 問い合わせ:五條市企業観光戦略課(0747-22-4001)
- 文化財指定:国指定重要無形民俗文化財
アクセス
電車
JR和歌山線「大和二見駅」下車 徒歩40分(2.8km)
※鬼はしり開始時刻が21時のため、電車利用の方は、最終列車の時刻を事前にしっかり調べてください。
車
念仏寺周辺は駐車場が少ないため、上野公園駐車場の利用がおすすめです。
上野公園駐車場からは、徒歩約20分(1.4km)です。
また、年によっては「上野公園~念仏寺」間でシャトルバスが運行される場合があります。最新情報は事前にご確認ください。
修正会結願の流れ(予定)
- 13:00~ 五人の僧による大般若心経転読
- 16:00~ 昼の鬼走り(無灯火)
- 16:15~ 子ども鬼走り
- 16:30~ 福餅まき
- 19:00~ 息災護摩供(堂内)
- 19:30~ 柴灯護摩供(境内)
- 21:00~ 鬼走り(たいまつ点火)
※天候や進行状況により時間が前後する場合があります。
夜の鬼はしりの詳細
21時、参拝者で埋め尽くされた境内中央を、迎えの小たいまつを先頭に行者たちが入堂します。鐘の音を合図に僧侶の読経と棒打の音が響き、火天(カッテ)役による「火伏の行」が始まります。
燃え盛るたいまつを肩に担い、すり足で進む火天(カッテ)は、火祭りの安全を祈り、空中に「水」の字を描くようにたいまつを振ります。その厳しい姿は、不動明王の化身のようにも映ります。
続いて、「かわせ(水天役)」が笹竹で水を打ち、火天(カッテ)の火傷を防ぎながら、床に落ちた火を消して回ります。荒行が終わると、堂内は一瞬静まり返り、いよいよ鬼の登場です。
桧の生葉(ひのきのヒバ)の煙が堂内に立ちこめる中、須弥壇裏で温められた大たいまつに火が移され、一番・二番・三番たいまつが次々と点火されます。
最初に現れるのは斧を持った赤鬼。続いて青鬼、茶鬼が登場し、三本のたいまつが並ぶと、堂内は炎に包まれ、祭りは最高潮を迎えます。
三度堂内を巡った鬼たちは、横戸口から境内へ降り、水天井戸に礼参りをして、鬼走りは結願となります。

炎と祈りが交錯する厳粛かつ迫力ある一夜。新年の無病息災を願い、ぜひ一度、陀々堂の鬼走りを体感してみてください。



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