大和郡山市にある春岳院(しゅんがくいん)は、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主人公・豊臣秀長の菩提寺として知られる古刹です。
「令和の大改修」によりしばらく拝観を休止していましたが、令和8年1月15日から一般拝観が再開されました。
ドラマ放送と重なり、今あらためて注目を集めている春岳院。その魅力と拝観情報を詳しくご紹介します。
秀長の菩提寺 春岳院の拝観情報
- 再開日:令和8年1月15日(木)
- 定休日:年末年始
- 拝観時間:9:00~16:30(最終受付16:00)
- 拝観料:500円(小学生以下無料)
- 御朱印:4種類(各500円)
※豊臣秀長公に思いを馳せる大和三寺巡り、春岳院(大和郡山市)、長谷寺(桜井市)、壷阪寺(高取町)の「三ヶ寺特製切絵朱印(一寺につき1,200円)」も用意されています。 - 駐車場:なし(公共交通機関利用推奨)
- アクセス:近鉄郡山駅から徒歩約10分、JR大和郡山駅から徒歩約11分
- 問い合わせ:春岳院 ☎ 0743-53-3033
「魅力いっぱい 奈良」の「郡山城と街の風景 – 豊臣秀吉の弟・秀長が築いた城と町」のページにリンク
春岳院とは|大和大納言・豊臣秀長ゆかりの寺
春岳院は、郡山城跡近くに位置する高野山真言宗の寺院です。
山号は如意山、御本尊は阿弥陀如来(室町時代)。
もともとは「東光寺」と称していましたが、戦国武将・豊臣秀長の菩提寺となったことから、秀長の戒名にちなみ春岳院と改められました。
堂内には、
- 豊臣秀長の肖像画(書物などでも紹介される貴重な肖像)
- 秀長の位牌
- 市民の浄財により近年造立された秀長公木像
- 弘法大師像をはじめとする密教諸仏
などが安置され、秀長の人柄と功績を今に伝えています。


豊臣秀長と大和郡山|町の礎を築いた名補佐役
豊臣秀長は「大和大納言」の名で親しまれ、兄・豊臣秀吉を支えた名将として知られています。
1585年(天正13年)、四国征伐の功により
大和・紀伊・和泉を治める百万石の大名となり、大和郡山に入城しました。
秀長は、
- 大和郡山城の整備
- 城下町の都市計画
- 町の自治制度「箱本制度」の確立
などを行い、現在の大和郡山市の礎を築きました。


春岳院に残る「箱本制度」の貴重な史料
春岳院には、秀長が整えた城下町自治制度「箱本」に関する史料が残されています。
箱本制度とは、
- 城下13町が地子免除などの特権を受ける
- 町々が輪番で「御朱印箱」を管理
- 当番の町が治安・防火・伝馬を担う
という、非常に先進的な自治制度でした。
春岳院には、箱本制度に関わる文書や御朱印箱などが伝えられています。
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まとめ|大河ドラマとともに訪れたい、秀長ゆかりの名刹

本堂修繕を終え、装い新たに拝観を再開した春岳院。
豊臣秀長の人物像、城下町づくりの思想、そして地域に受け継がれる歴史をじっくりと感じることができます。
大河ドラマ「豊臣兄弟!」をきっかけに、“もう一人の豊臣”秀長の足跡をたどる旅として、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。



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