奈良には、「行こうと思っても、なぜか行けない」「逆に、まるで導かれるようにたどり着いた」── そんな不思議な体験が語られる神社があります。
それは、ただの観光ではなく、“神さまに呼ばれたときだけ訪れることができる場所”だと言われています。
今回は、そんな神秘的な力を感じさせる、奈良県内の3つの神社をご紹介します。
大神神社(おおみわ神社:桜井市)|三輪山そのものがご神体
日本最古の神社とされる大神神社(おおみわじんじゃ)は、 本殿を持たず、背後の三輪山そのものをご神体とする特別な信仰を今に伝えています。

- 登拝には社務所で受付と誓約が必要。まるで心を整える儀式のよう
- 蛇神信仰があり、酒造・医療・方除けなど生活全般を守護
- 登拝中に不思議な感覚を覚える人も多く、“呼ばれた人だけが足を踏み入れられる”聖域の空気感
静けさの中に満ちる神聖さが、訪れる人の心を自然と澄ませてくれる場所です。
玉置神社(十津川村)|世界遺産の霊場にたたずむ天空の聖地
「神さまに呼ばれないと辿り着けない」── そんな言葉が語り継がれる、奈良屈指の秘境が玉置神社(たまきじんじゃ)です。
かつては険しい山道ゆえ、途中で引き返す人も多かったといいますが、 現在は十津川温泉からの道路が整備されてアクセスしやすくなりました。
それでも、予定が崩れたり、突然の霧や天候に阻まれたりする話も絶えません。 訪れるだけで“選ばれた”感覚に包まれる、天空の聖地です。
天河大辨財天社(天川村)|芸能と水の神を祀る“縁の社”
天川村の山あいに鎮座する天河大辨財天社(てんかわだいべんざいてんしゃ)は、 「縁がなければ辿り着けない」と言われる神社です。

- 芸能の神・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祀る
- 修験道の聖地・大峯山系の麓。かつては峠をいくつも越えてしか行けなかった
- 今ではトンネルが整備されてアクセスは向上したが、それでも道に迷ったり、訪問の機会が逃げる人も多い
清流と緑に包まれた静かな境内は、訪れる人の心を浄化するような空気に満ちています。 多くの芸能人やアーティストが訪れるのも、この地の“気”に導かれているからかもしれません。
まとめ “呼ばれる”ということ
これらの神社には、「予定していたのに行けなかった」「偶然訪れたら強く心が揺さぶられた」── そんな“呼ばれた”体験談が数多く残されています。
神さまに呼ばれるとは、心の準備が整ったときにだけ、静かに道が開かれるということなのかもしれません。
観光とは少し違う、魂の旅。 次の休日、ふとその地に心が向いたなら──それは神さまからの“お呼び”かもしれません。




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