石上神宮 – 古事記に登場する神宮は伊勢神宮と石上神宮のみ

春日大社の入口と石段の写真 神社
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石上神宮(いそのかみ神宮)

石上神宮拝殿(国宝)
石上神宮は古事記や日本書紀に記されている日本最古の神社の一つです。
古代豪族の物部氏の総氏神で、大和朝廷の武器庫であったと伝えられています。
主祭神は布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)で、神武天皇が東征の折に、熊野(紀伊半島の南)で荒ぶる神(大熊)の毒気のために兵が気を失って倒れたときに、天照大神が天から剣(布都御魂)を下し、その剣の力で毒気が消えたという話が記紀(古事記や日本書紀)に記されています。
なお、石上神宮の国宝・七支刀は、非常に有名です。

国宝の七支刀は、このような形の刀です。

ここから神域に入ります。
境内は、常緑広葉樹で覆われていて、神聖な空気が漂っています。

古事記に登場する神宮は、伊勢神宮と石上神宮だけです。
日本書紀に登場する神宮は伊勢神宮と出雲神宮(出雲大社)と石上神宮だけです。

早朝の境内

神杉
境内には樹齢300年を超える杉が数本あり、神杉と呼ばれています。
写真の神杉は、鳥居から境内に入った左側にある神杉です。

風が吹くと、風鈴の音が境内にさわやかに響きます。

境内では、多くのにわとりが元気よく鳴いています。

鏡池
この鏡池には、ワタカという、日本固有の魚が住んでいます。
珍しい魚で、県内では、東大寺の鏡池にも住んでいます。

手水

1318年建立の楼門(重要文化財)に向かいます。





拝殿(国宝)
石上神宮への信心が厚かった白川天皇が1081年に、宮中の神嘉殿(しんかでん)を寄進されたものと言われています。
現存する拝殿では、日本で一番古いものです。

楼門の反対側です。

摂社拝殿(国宝)
内山永久寺(石上神宮の南にあった大きな寺、廃仏毀釈で廃寺になった)の拝殿を移したものです。1137年の建立です。

摂社拝殿の後ろ側

摂社です。

未通女等之袖振山乃水垣之久時従憶寸吾者  柿本人麻呂
おとめらが、袖ふる山(布留山)の、瑞垣(みづかき)の、久しき時ゆ、思ひき我れは

乙女たちが袖を振る(布留山の)瑞垣(みずがき:神社などの神域の周りの垣根)が長く続いているのように、昔からあなたのことをずっと恋しく思っていました。

山の辺の道は、石上神宮を起点にして、南の大神神社の方に続いています。

石上神宮外苑公園の桜

夏越の大祓(なごしのおおはらえ) 6月30日

夏越の大祓(なごしのおおはらえ)は、一年の折り返しにあたる6月30日に行われます。
1月から6月までの半年の間に、知らず知らずのうちに犯した罪やけがれなどを形代(かたしろ)に移し、神様の力により祓い去り、きれいな心身に戻り、次の半年間の健康で平穏な生活を願う行事です。

茅の輪(ちのわ)です、
茅の輪は3度くぐります。

まず、本殿に参拝。

水無月(みなづき)の
夏越のはらえ する人は
千年(ちとせ)の命 
延(の)ぶというなり

この和歌をうたいながら、茅の輪くぐりを3回行います。
最後は、拝殿前でお祈りをして神事は終わります。

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