長谷寺 – 観音さまと399段の登廊、牡丹やアジサイなど花の寺

長谷寺の雪と登楼の写真
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昔から、霊験あらたかな観音さまの慈悲にすがろうと、多くの人々が遠くから参拝に訪れました。
山門から続く399段の登廊(のぼりろう)は美しく見事です。また、牡丹をはじめとして、花の寺としても有名です。

秋の長谷寺

長谷寺は真言宗豊山派の総本山であり、西国三十三所観音霊場第八番札所です。
桜井市の東部にあります。
686年に、飛鳥の川原寺の僧・道明が天武天皇の病気が治るようにと、三重塔を建立し、「銅板法華説相図(国宝)」を納めて祈願したのが始まりです。
その後、聖武天皇の勅願によって、十一面観音像を本尊とした堂を建立したのが、現在の本堂のもとです。
現在の本堂(国宝)は1588年に再建されました。また、現在の十一面観音像は1538年につくられたもので、木造仏としてはわが国最大(約10m)です。

山門から続く399段の登廊(のぼりろう)は、見事な回廊で、左右の斜面には牡丹などが植えられています。

長谷寺の本堂
十一面観音菩薩を拝みに、古来から多くの人が訪れました。

舞台からの景色

長谷寺横の初瀬川(はせがわ、古名は「はつせがわ」)

観音様にまつわる、多くの話があります。
今昔物語の「わらしべ長者」もその一つです。
貧しい男が、長谷寺の観音様に21日間、ひたすらに祈ったところ、夢の中で「寺を出ていくとき、最初に手に触れたものを持っていくように」というお告げを受けました。
不思議に思いながら、寺を出たところ、転んでしまい、起き上がったときに、一本のわらが手にふれました。
そのわらを持って歩いていると、アブがうるさく飛びまわったので、捕まえて、わらに結び付けて歩いていました。すると、それを見た子どもが珍しがって「あれが欲しい」と言うので、子どもにあげたところ、ミカン三個をお礼にもらいました。
次に、のどの乾いた身分の高い人と出会い、持っていたみかんをあげると感謝されて、お礼に布三反をもらいました。
さらに行くと、立派な馬に乗っている人と出会いました。すると突然、急に馬が死んでしまいました。その死んだ馬と布三反を交換して、長谷観音の方に向かって拝礼して祈ると、馬は生き返りました。
京に戻ったところ、今まさに旅に出ようとする人がいて、馬と田を交換してほしいとお願いされて、交換することになりました。
この後、男はどんどん豊かになっていきました。
このようなお話です。

冬の長谷寺

1月の雪の日に訪問した時の写真を紹介します。

長谷寺のシンボルの登廊

長谷寺の寒牡丹を守る「わらぼっち」と
寒さに耐えている蘇鉄(そてつ)

手水舎(ちょうずしゃ)
てみずや、てみずしゃ、ちょうずや、ちょうずしゃ 読み方はいろいろあり、各神社や寺で呼び方が違うようです。

登廊を登りきったところにある本堂への入口です。
観音様は、すぐ目の前におられます。

本堂です。
多くの人が、長谷の十一面観音様の慈悲にすがろうと、長谷詣でをしました。

長谷寺の舞台から眺める雪景色
白黒写真のように見えます。

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