真夏の夜、東大寺大仏殿。闇の中に浮かび上がる大仏殿は、昼間とは違う神秘的な雰囲気に包まれます。2026年8月13日(木)・14日(金)は、19時から21時まで夜間参拝が行われます。参拝料は無料で、普段は閉じられている正面の中門が開かれ、観相窓から大仏さまのお顔を拝することができます。
開催情報
開催情報
日時:2026年8月13日(木)・14日(金) 19:00~21:00
17時30分に一旦閉堂し、19時から夜間参拝が行われます。夜間参拝は無料です。
場所:東大寺大仏殿
料金:無料
アクセス:近鉄奈良駅から徒歩約20分、JR奈良駅から市内循環バス「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、徒歩約5分
※8月13日(木)は19:00から大仏殿において「万国天災人災物故者慰霊法要」が行われます。
※当日は混雑状況により、入堂の人数制限が行われる場合があります。
ここからは2025年に行われた夜間参拝の様子を紹介します
中門

普段は、この大仏殿正面の中門から入ることはできません。
しかし、夜間参拝では中門が特別に開放されます。
ライトアップされた大仏殿や、観相窓からのぞく大仏さまのお顔を見ようと、多くの参拝者が訪れました。
中門前には列ができ、参拝者たちはゆっくりと大仏殿へと歩を進めていきます。

中門前の行列からは、ライトアップされた鏡池も見ることができました。
大仏殿

大仏殿の敷地に入ると、ライトアップされた大仏殿と、観相窓からのぞく大仏さまのお顔を撮ろうと、参拝者たちが一斉にカメラやスマホを構え始めました。


大仏さまの右手付近に安置されている虚空蔵菩薩像(こくうぞうぼさつぞう)
虚空蔵菩薩は、広大な宇宙のように無限の知恵と福徳を持つとされる菩薩です。学問や記憶力の仏としても信仰されています。

大仏さまの左手奥に安置されている多聞天像(たもんてんぞう)
多聞天は、毘沙門天とも呼ばれ、北方を守護する四天王の一尊です。

大仏さまの右手奥に安置されている広目天像(こうもくてんぞう)
広目天は、西方を守護する四天王の一尊です。「広く見る者」という意味を持ち、仏法を守護する存在として信仰されています

大仏さまの左手付近に安置されている如意輪観音像(にょいりんかんのんぞう)
如意輪観音は、さまざまな願いをかなえる仏として信仰されています。
東大寺大仏殿の模型から見る、創建当時と現在の違い

大仏さまの後ろに展示されている東大寺大仏殿の模型を見比べると、左側が奈良時代の創建当時の大仏殿、右側が現在の大仏殿を表しています。どちらも壮麗な木造建築ですが、実はそのスケールには大きな違いがあります。
創建当時の大仏殿は、現在のものと比べて横幅が約1.5倍も広かったのです。奥行きや高さはほぼ同じですが、横に大きく広がるその姿は、まさに圧巻。現在の大仏殿も「世界最大級の木造建築」と称されるほどの規模を誇りますが、創建当時はそれをさらに上回る巨大さだったことがわかります。
この模型は、当時の建築技術の高さや、仏教への深い信仰心を物語っています。限られた資材や技術の中で、これほどの建築を実現した先人たちの知恵と情熱には、ただただ驚かされるばかりです。
模型を通して、東大寺の歴史的背景や建築の変遷を感じ取ることができる貴重な展示です。ぜひ足を止めて、じっくりと見比べてみてください。
鏡池からの景色

ライトアップされた大仏殿と中門が水面に映り、幻想的な光景が広がっていました。ここから写真を撮る人の姿も多く見られました。
南大門

南大門は、東大寺の正面にそびえる壮大な木造の門で、参拝者を迎える寺の玄関口です。現在の南大門は鎌倉時代の再建で、国宝にも指定されています。
建築の特徴
- 高さ約25メートルという圧倒的なスケール。
- 屋根が二重になった構造。
- 柱から屋根まで一本で通す「通柱(とおしばしら)」を採用し、力強く美しい構造美を実現。
- 天井を張らず、木材の組み方をあえて見せることで、建築の力強さを感じられる設計。


この日は、金剛力士像も照明され、しっかりと細部まで見ることができました。運慶・快慶らによって造られた金剛力士像(阿形・吽形)の像高は約8.4メートルで、わずか69日間で造られたという驚異のスピードと技術が話題です。この二体の仁王像は、東大寺を守る守護神として、訪れる人々を静かに見守っています。
まとめ

今年の夏、ぜひ、灯りに包まれた大仏殿と尊像たちの荘厳な姿を、ご自身の目でご覧ください。



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