世界遺産・法隆寺では、毎年2月3日の節分の日に、伝統行事 「追儺会(ついなえ)/鬼追い式」 が行われます。
西円堂で営まれる修二会(しゅにえ)の結願後に執り行われるこの行事は、鬼と松明、そして毘沙門天が織りなす大迫力の節分儀式として知られ、奈良を代表する節分行事のひとつです。
燃え盛る松明の炎と鬼の躍動、夜の境内に響く掛け声が一体となり、幻想的で緊張感あふれる光景が広がります。
開催概要
行事名: 追儺会(ついなえ)/鬼追い式
開催日: 令和8年(2026年)2月3日(火)
時 間: 19:00頃 ~ 20:00頃(17:30頃 西円堂修二会 結願)
場 所: 法隆寺 西円堂(奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1)
拝 観: 見学自由
お問い合わせ: 0745-75-2555(法隆寺 寺務所)
アクセス
電車・バス
- JR法隆寺駅 → 法隆寺門前行きバス →「法隆寺門前」下車 徒歩3分
- 近鉄筒井駅 → 王寺行きバス →「法隆寺前」下車 徒歩5分
徒歩
- JR法隆寺駅より 徒歩 約20分
駐車場
- 町営駐車場
普通車:500円
法隆寺 追儺会(ついなえ)/鬼追い式とは
追儺会(ついなえ)は、一年の邪気をはらい、新しい年の無病息災や五穀豊穣、家内安全を願う仏教行事です。
法隆寺では、2月1日から3日にかけて西円堂で修二会(しゅにえ)が行われ、その最後に、しめくくりの行事として追儺会(ついなえ)が行われます。
西円堂の基壇上に、黒鬼・青鬼・赤鬼の三匹の鬼が登場。
激しく松明を振り回しながら堂の周囲を三周し、観衆に向かって松明を投げる迫力満点の所作を行います。
鬼の後を追うように現れるのが、毘沙門天。
仏法の力をもって鬼を退散させ、邪気を打ち払い、場を清めます。
夜の闇に浮かび上がる炎と鬼、そして毘沙門天の勇壮な姿は、まさに法隆寺の節分ならではの光景です。
鬼と毘沙門天 ― 炎と祈りの節分儀式 ―
法隆寺の追儺会最大の特徴は、鬼が観客に向かって松明を投げる所作です。
燃え盛る松明が宙を舞う瞬間、場内にはどよめきと歓声が響き渡ります。
鬼たちは、
黒鬼 → 青鬼 → 赤鬼 の順に登場し、それぞれが松明を振り回しながら西円堂を三周します。
その後、毘沙門天 が力強く現れ、鬼を追い立て、悪鬼退散を象徴する勇壮な場面が繰り広げられます。
近年では安全対策のため、鉄柵越しの拝観となっていますが、それでも間近で体感する炎の熱と迫力は圧巻です。
まとめ

法隆寺の追儺会(鬼追い式)は、奈良の節分行事の中でも、とくに迫力と臨場感に満ちた儀式として知られています。
鬼と炎、そして毘沙門天が織りなす幻想的な光景は、冬の奈良観光に、忘れられない思い出を添えてくれることでしょう。
世界遺産・法隆寺で受け継がれてきた、日本ならではの節分行事を、ぜひその目で体感してみてください。



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