河合町に鎮座する廣瀬大社で、毎年2月11日(建国記念の日)に行われる「砂かけ祭」。
正式名称は「お田植祭」といい、五穀豊穣と国家安泰、そして参拝者の厄除けを祈る、古代から続く伝統神事です。
砂を雨に見立てて豪快に掛け合う勇壮な光景から、「大和の奇祭」として全国的にも知られています。
砂かけ祭とは
廣瀬大社の御祭神は、水を司り、豊かな実りを授けてくださる御饌神(みけのかみ)。
大和盆地を流れるすべての河川が一点に集まる地に鎮座し、古来より水神として信仰を集めてきました。
砂かけ祭は、平安時代の法典『延喜式』にも記される「廣瀬大忌祭」の一行事が現在に受け継がれたものです。
砂は大地の象徴、そして雨に見立てて掛け合うことで、水の恵みを願い、五穀豊穣と厄除けを祈るという意味が込められています。
廣瀬大社の「砂かけ祭」の公式ホームページにリンク
廣瀬大社の「砂かけ祭」のちらしにリンク
「魅力いっぱい奈良」の廣瀬大社のページにリンク
日程と開催情報
- 開催日:2026年2月11日(水・祝)
開催場所:廣瀬大社(奈良県北葛城郡河合町川合99) - 日程
10:30~ 殿上の儀‥拝殿で行われる厳かな田植神事
12:50ごろ~ 御諏訪太鼓 奉納演奏
14:00~ 庭上の儀(砂かけ)
15:00~ 田餅・松苗撒き
アクセス・臨時バス
JR法隆寺駅 南側 ⇔ 廣瀬大社 臨時バス運行あり
【行き(JR法隆寺駅 南側発)】 10:30発/12:00発/13:00発
【帰り(廣瀬大社発)】 14:10発/15:00発/15:50発
駐車場
臨時駐車場が神社参道の東側にあり(台数制限あり・乗り合わせ推奨)
午後2時~ 砂かけ神事
午後2時からは、いよいよ砂かけ祭最大の見どころ「庭上の儀(ていじょうのぎ)」。
拝殿前で田植え神事が行われた後、田人・牛役と参拝者が雨に見立てた砂を掛け合う「砂かけ合戦」が始まります。
砂の掛け合いは約5分間を8回繰り返し、
砂を多く掛け合うほど、その年は雨に恵まれ、豊作になると伝えられています。
また、降り注ぐ砂にかかることで厄除けになるとも言われ、全身砂だらけになりながら笑顔で参加する参拝者の姿が印象的です。
※田人・牛役が鍬(くわ)で砂を掛けるため、近づきすぎないよう注意してください。
※砂をかぶる可能性が高いため、帽子・タオル・カッパ・ゴーグル・カメラ保護対策などがおすすめです。




田餅・松苗撒き|無病息災と豊作祈願のお授け
神事の最後には、田餅と松苗の授与が行われます。
- 松苗:中に稲の種が入った縁起物。田の水口に刺すと害虫・悪病除け、玄関に刺すと家内安全のお守りになります。
- 田餅:これを食べることで、一年の無病息災を祈願します。
参拝者にとって大きな楽しみのひとつです。
まとめ

廣瀬大社の砂かけ祭は、
五穀豊穣・厄除け・国家安泰を願う、古代から続く神事です。
厳かな神事と、勇壮な砂かけ合戦が一体となった、他ではなかなか体験できない祭典。
奈良の冬を代表する伝統行事として、ぜひ一度体感してみてはいかがでしょうか。



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